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【G502X】軽量化された多ボタンゲーミングマウスの傑作を先代G502&多ボタン最軽量AEROX5と比較レビュー

ゲーミングデバイス

2023年1月20日、ロジクールGシリーズの人気多ボタンゲーミングマウス【G502】の後継モデルとなる【G502X】が発売されました。

ここでは同じく多ボタンゲーミングマウスから
・先代モデル【G502】
・SteelSeriesの超軽量多ボタンマウス【AEROX5】
と比較し、自称”他ボタンマウス愛好家”の筆者がG502Xの改善されたポイントやライバル機種との差をレビューします。

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G502Xは3モデルがラインナップ

2023年1月20日に発売された新モデルG502Xは、G502の後継モデルとなる多ボタンゲーミングマウスです。

今回発売されたのは無線、無線、有線の3モデル。
それぞれの違いは主に以下の点になります。

G502X
PLUS
G502X
LIGHTSPEED
G502X
LIGHTFORCEスイッチ
HERO 25Kセンサー
解像度100~
25600dpi
100~
25600dpi
100~
25600dpi
デュアルモードスクロールホイール
調節可能DPIシフトボタン
LIGHTSPEEDワイヤレス
POWER PLAYワイヤレス充電
LIGHTSYNC RGB
本体重量106g102g89g
本体サイズ(高さ/幅/奥行き)131.4mm
41.1mm
79.2mm
131.4mm
41.1mm
79.2mm
131.4mm
41.1mm
79.2mm
電池寿命(RGBオン時)130時間
(37時間)
140時間

G502Xシリーズは13のプログラマブルボタンを備えた多ボタンゲーミングマウスで、ハイブリッド オプティカル – メカニカルスイッチとなるLIGHTFORCEスイッチ、前世代より68%高速化したLIGHTSPEEDワイヤレス、トラッキングと電力効率に優れたHERO 25Kセンサーといった最新メカニックを搭載しています。

G502X PLUSは唯一RGB電飾を装備し、G502Xの中でフラッグシップモデル的な位置付け。
(他の2モデルはRGB電飾を搭載していません。)
またPOWER PLAY対応のため専用のマウスパッドと組み合わせることでワイヤレス充電が可能です。

G502X LIGHTSPEEDはLIGHTSPEEDワイヤレスに対応した無線モデルで、G502X PLUSのRGB及びPOWER PLAY対応機能を省いた下位モデル。

G502Xは無線機能を搭載しない有線接続モデルとなっており、3モデル中最軽量の”89g”という軽さを実現しています。

なお、このレビューでは軽さ重視でG502X(有線モデル)を購入、使用しています。

先代G502と比較したG502Xの進化

先代モデルとなるG502はロジクールの多ボタンマウスG402の後継モデルとして発売され、HERO 25KセンサーやLIGHTSYNC RGBに加え11個のボタンを搭載した「多ボタンゲーミングマウス」として人気を博したマウスで、当時のゲーミングマウス販売台数世界No.1にも輝いています。

G502Xは基本的にG502のデザイン、ボタン配置を踏襲した後継モデルとなっており、さらにG502では不評だった部分の改善が積極的に図られたモデルであると言えます。

もっとも改善されたのは重量とホイール

G502は有線モデルで重量が121gもあるため、特にFPSなどマウスを振り回すプレイスタイルで使用するには、近年主流となっている軽量マウスと比べて重さのデメリットを感じる場面があったのも事実でしょう。
また、ホイールの表面素材がラバーではなく硬質なプラであるためグリップ感に乏しいという欠点もありました。

G502Xはこれらのマイナス面を払拭するため、重量は約30%軽量化した89g、ホイールの表面材質はラバーに改善されています。

重量
G502X (有線)89g
G502X LIGHTSPEED102g
G502X PLUS106g
G502 有線121g
G502 LIGHTSPEED114g
G502X(有線)はG502から30%近い軽量化
G502の謎ホイールがG502Xでは使いやすいラバー素材に変更

親指ボタンが近づいた

使い勝手の面での大きな変化として、G502Xは親指位置のボタンのキャップの向きを変えることで手前に近づけることができるようになりました。

親指ボタンが咄嗟に押せる位置に近づいた

マウスの握り方や手の大きさにもよりますが、G502の親指ボタンはデフォルトではdpi切り替えボタンとして搭載されており、ミスタッチを防ぐためにおそらく意図的に遠目に置かれていたのではないかと思います。
が、親指ボタンをdpi切り替えではなく実用ボタンとして活用したいユーザーにとっては、咄嗟には押しづらい位置でした。

これがキャップの向きを変えるだけで親指に近づき、自然なグリップの形からでも押しやすくなっています。

RGBライティング非搭載

軽量化のためなのかなんなのか、理由は定かではありませんがG502XのLIGHTSPEEDモデルと有線モデルはRGBライティングが搭載されていません。

マウスそのものの機能としては特に関係ない部分ではありますが、絶対に光ってなきゃ嫌だ!というユーザーにとってはデメリットなのかも知れません。

ケーブルは安っぽくなった

G502は2022年3月からゴムケーブルに変更されましたが、もともとは編式ケーブルでクセのない柔らかさと摩擦の少なさがいい感じでした。
G502Xはぜひとも編式ケーブルで!と思っていましたが、残念ながらゴムケーブルが採用されています。

ケーブル材質は残念ながら編式からゴムへ変更

SteelSeries AEROX5とG502Xの比較

他社の多ボタンマウスSteelSeries AEROX5とも比較してみます。
理由は”たまたま手元にあったから”ですが、AEROX5は多ボタンマウスでは最軽量クラスを誇る超軽量マウスであるという面白い強みを持っています。

重量の違いはあるが違和感はそこまで感じない

私がもともと使用していたG502からAEROX5に浮気した理由は”重さ”です。
”絶対に多ボタンでFPSしたい勢”として、部品点数の多い他ボタンマウスはある程度の重量は致し方ないと思っっていたところにAEROX5が登場し、使ってみたら軽すぎてエイムがズレまくり、一時的に超下手クソになったほどの衝撃でした。

が、今回AEROX5からG502Xへの持ち替えでは、確かに重量の違いは感じるもののそこまでの違和感はなく、エイム感度の変更もなくすんなりと移行することが出来ています。

重量
G502X89g
AEROX574g
G502121g

なお感じ方は手の大きさ、マウスの持ち方、プレイスタイルなどによって違う点はご了承ください。
筆者はバスケットボールを片手でギリ持てるくらいの手の大きさ、かぶせ持ち、メインジャンルはFPSです。

AEROX5の不満点が解消された

G502Xに飛びついた理由は、AEROX5の不満点にありました。
具体的には
・ホイールの反応が悪い。高速で回すと空回りや逆行が起こる。
・中ボタンクリック(ホイール押し込み)の反応が悪い。

・サイドボタンの一部(押し下げ/押し上げ方式のボタン)が押しづらい。
ホイール関連の不具合についてはAmazonレビューでも似たような症状の方がいらっしゃったのでAEROX5のもともとの弱点なんだと思われます。
また、サイドボタンのうち2つが特殊な形状で長期間使ってもしっくり来なかった、というのは私の主観です。

AEROX 5はホイールやサイドボタンが微妙に使いづらかった

その点G502Xに関しては、ホイールはG502から材質が変更改善されてグリップ感も反応も良好。
サイドボタンに関してはG402→G502と歴代モデルで使い慣れた配置であり、親指ボタンに関してはさらに押しやすく改善されています。

G502X有線モデルの個人的評価

マウスは常に触っているものなので、ちょっとした不満でもストレスや疲れとして右手に残りがちです。
が、G502Xは歴代人気モデルが抱えていた小さな不満点をさらに改善し、かなり完璧に近い形の多ボタンゲーミングマウスに進化したと言えるでしょう。

さらに有線モデルは3モデル中最軽量で約1万円というお手頃価格なので、筆者個人としては機能面、コスパ含めて過去最高にしっくり来ています。

なお、今の所ゴムケーブルだけがG502Xの唯一の欠点だと思っていますが、マウスバンジーを合わせて使用しているためゲームプレイ中にゴムケーブルの摩擦が気になることはありません。
無線のほうが好き!という方も多いと思われますが、G502Xの軽さを体感するのであれば有線モデル+マウスバンジーという選択肢もかなりおすすめです。