2022年最初のS級タイトルである『EldenRing(エルデンリング)』が2月末に発売されました。
で、エルデンリングのためにゲーミングPCの購入やスペックアップを考えている方も多いだろうということで、RTX3070とGTX1660Tiでfps計測した結果を掲載します。
エルデンリングの要求スペックは高め
エルデンリングは公式のPC要求スペックがかなり高めに設定されています。
最低 | 推奨 | |
OS | Windows10 | Windows10/11 |
CPU | core i-5 8400 or Ryzen3 3300X | core i-7 8700K or Ryzen5 3600X |
メモリ | 12GB | 16GB |
GPU | GTX1060 3GB or RX580 4GB | GTX1070 8GB or RX VEGA 56 8GB |
DirectX | Version 12 | Version 12 |
ストレージ | 60GB利用可能 | 60GB利用可能 |
さらに記事執筆時点(3月頭時点)でエルデンリングは発売直後であり、PC版に関しては処理の最適化などの移植処理が充分ではないようでSteamでも『動作が重い』ことに関するレビューが多数報告されています。
また、PC版であるにも関わらずfps上限が強制的に60fpsに設定されており、有志による上限解放Modもあるようですが公式による対応時期は未定。
PCスペックによっては慢性的な重さや瞬間的なfpsの落ち込み、ショートフリーズなども確認できます。
一方でゲーム性はユーザーの期待通りの好評価。
となれば、今後のソフトウェア更新による問題改善を待ちつつ、多少の処理負荷はPCスペックでゴリ推してでもプレイしたい。
ということで、実際に手持ちのグラボでfps計測した結果が以下です。
エルデンリングfps計測テスト環境
計測に用いたPCのスペックは以下。
OS | Windows10 |
CPU | Ryzen5 5600X |
メモリ | 32GB |
GPU | RTX3070 or GTX1660Ti |
出力解像度 | フルHD(1920*1080) |
ゲーミングPCの最新エントリーモデルであるRTX3050はDLSS適用外ならおおよそGTX1660Tiと同等の性能であるため、GTX1660Tiの結果は仮想RTX3050として読み取ってもいいかも知れません。
エルデンリングfps計測
計測時点でエルデンリングはver.1.02.2。
NVIDIA GPUドライバはver.511.79。
RTX3070
fpsの平均値で見ると、RTX3070に関しては画質設定『最高』『高』ともに59.9fps。
公式の推奨スペックから見ても余裕があるGPUなので、実際にfpsは上限の60fpsにほぼ貼り付き状態です。
今後のアプデでfpsの制限が解放されるとしたら、さらに快適なプレイ環境が手に入るのが楽しみ。
GTX1660Ti
GTX1660Tiでは、画質設定『最高』だと平均57.5fps。
常にfpsは50~60のレンジで行ったり来たりの状態で安定していません。
画質設定『高』での平均は59fps。
グラフで見る限り、おそらく負荷が高くなりがちな状況(キャラクター数が多い、描画物が多い等)でのフレームレートの落ち込みがありますね。
ゲームが盛り上がる場面でのエフェクトなどが原因で、「良いとこ」で処理落ちする可能性が高いのでちょっと心配な結果です。
で、GTX1660Tiは画質設定『中』に落としてようやく平均59.9fps。
「アクションゲームなので画質は問わない!」というプレイヤーなら問題ないでしょうけど、折角なら綺麗な画面で楽しみたい、と考えるならちょっと残念な結果。
執筆時点ではエルデンリングはDLSSに対応していないので、RTX3050もおそらくGTX1660Tiと同等程度の結果になると考えると、GPUはRTX3060以上を選んでおきたいところかな、と。
おすすめのエルデンリング推奨ゲーミングPC
ゲーム推奨モデルとは、ショップがゲームの快適動作を確認済みのスペック構成で販売するゲーミングPCを指します。
ドスパラでは以下のモデルがラインナップされてます。
モデル名 | CPU | GPU | 価格 |
RM5C-R36 | Core i5-12400 | RTX3060 | ¥169,980 |
XA7C-R37 | Core i7-12700 | RTX3070 | ¥259,980 |
ZA9C-R39 | Core i9-12900K | RTX3090 | ¥499,980 |
フレームレートの計測結果から言えば、最安のRTX3060搭載モデルでもエルデンリングの動作には問題なく、またこの構成であればエルデンリングに限らず幅広いゲームタイトルに対応できるので文句なしでおすすめ出来ますね。
あとは予算が許せばマシンパワーに余裕のあるRTX3070搭載モデルを候補に入れる感じでOK。
RTX3090に関しては…正直、個人的にはプロゲーマーでもない限り必要のないオーバースペックだと思いますw