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10万円台前半で買えるゲーミングPC THIRDWAVE-GとNEXTGEARのパーツ構成比較と本当のおすすめモデル解説【Lightning-G AT5W/NEXTGEAR JG-A5G1D】

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国内BTO大手の「ドスパラ」及び「マウスコンピューター」がラインナップしている10万円台前半のゲーミングPCについて、パーツ構成の比較から安さの理由と本当のおすすめモデルを解説します。

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10万円台最安モデルはどちらもセカンドブランドからのラインナップ

ドスパラ及びマウスコンピューターのどちらも10万円前半の格安ゲーミングPCを販売しています。

さらに言えば、どちらのモデルもコスパ重視のセカンドブランドからの販売となっている点に注目。

ドスパラマウスコンピューター
【性能重視】
1st ゲーミングブランド
GALLERIAG-Tune
【コスパ重視】
2nd ゲーミングブランド
THIRDWAVE-G
(Lightning-G/Magnate-G)
NEXTGEAR

以前(5年ほど前)まではファーストブランドからも10万円以下のゲーミングPCがラインナップされていたと記憶していますが、2024年現在ではインフレや円安などの社会情勢の影響でパソコン価格も値上がり傾向にあります。両社ともメインのゲーミングブランドの価値を下げることなくコスパに優れたゲーミングPCを提供するため、エントリー層向けに販売価格を重視したセカンドブランドを立ち上げるという戦略に出たようです。

10万円台前半のゲーミングPCパーツ構成比較

10万円台前半で買える最安値モデル「Lightning-G AT5W」と「NEXTGEAR JG-A5G1D」の2モデルのパーツ構成を比較してみます。

Lightning-G AT5WNEXTGEAR JG-A5G1D
OSWindows11 HomeWindows11 Home
CPUAMD Ryzen5 4500
(6コア12スレッド)
(3.6〜4.1GHz)
AMD Ryzen5 4500
(6コア12スレッド)
(3.6〜4.1GHz)
GPUGeForce RTX3050 6GBGeForce GTX1660 SUPER
メモリ16GB DDR4-320016GB DDR4-3200
ストレージ1TB M.2 NVMe Gen4 SSD512GB NVMe SSD
マザーボードAMD B550 MicroATXマザーAMD B550 MicroATXマザー
電源650W
(80PLUS BRONZE)
550W
(80PLUS BRONZE)
CPUファンAMD標準CPUファンAMD標準CPUファン
保証持込修理保証 1年センドバック修理保証 3年
その他Minecraft Java&Bedrock同梱Minecraft Java&Bedrock同梱
構成は2024年11月時点(JG-A5G1Dは販売終了)

CPU比較

どちらも『AMD Ryzen5 4500』を採用しています。

Ryzen5 4500はZen3世代のAMD製CPUと同じ時期にZen2世代の構造を再利用して作られた廉価版CPU。その頃からさらに世代は進み、最新はすでにZen5世代となっていますので基本構造の古さからくる低性能は隠しようがありません。さらにゲーミング性能に直接的に影響するL3キャッシュを8MBしか搭載していないため、ゲーミング性能としてもそれほど期待できるものではありません。

実際、グラフィックボードに最新RTX4000シリーズを組みわせた場合はRyzen5 4500の低性能がボトルネックとなってグラボの性能を充分に発揮できないケースが頻繁に見られます。ここで取り上げる10万円以下の2モデルではRTX3050及びGTX1660SUPERといった旧世代のエントリーモデルが採用されているためボトルネックとなること、またそれを感じることはほとんど無いと思いますが、ゲーミングPCとして過度な期待は禁物、と言えるスペックです。

GPU比較

Lightning-G AT5Wで採用されるRTX3050は、GTX1600シリーズが終売となるため乗り換え先として設けられたような立ち位置のGPUで、RTX3000シリーズでは末弟となるエントリースペックのGPUです。
基本性能はGTX1660シリーズと大差ありませんが、RTXシリーズならではのDLSS機能やレイトレーシング機能を使用できる点で多少優れていると言えるでしょう。

NEXTGEAR JG-A5G1Dで採用されるGTX1660SUPERは、1〜2年前までゲーミングPCのエントリーモデルに多く採用されたコスパ重視の人気モデルでしたが、すでに生産を終了しています。
性能的にはゲーム全般をFullHD解像度でひととおりプレイすることは可能ですが、高フレームレートのなめらかなプレイや高画質でのプレイには実力不足を露呈することも多く、描画性能はPS5よりも明らかに低いものになります。

その他パーツ