Intel製CPUの不具合問題に揺れる2024年はAMD Ryzen搭載のゲーミングPCがおすすめ。
ここではGALLERIA RM7R-R46Tを例に2024年のおすすめ&人気構成ゲーミングPCを解説します。
GALLERIA RM7R-R46T
GALLERIA RM7R-R46Tはドスパラが手掛けるゲーミングPCブランド「GALLERIA」のミドルスペックゲーミングPCです。
GALLERIA RM7R-R46T 7800X3D RTX4060Ti 16G搭載 |
Windows 11 Home |
Ryzen 7 7800X3D |
GeForce RTX 4060 Ti 16GB |
16GBメモリ DDR5 |
500GB Gen4 SSD |
\235,980 |
RTX4060Tiはほぼすべてのゲームジャンルに於いてフルHD120fpsオーバーの快適プレイを可能にする売れ筋人気のミドルスペックGPU。
さらに特徴的なのはCPUの選択で、AMDのゲーミングCPU「Ryzen7 7800X3D」を採用することでゲーミング性能を極限まで高めたゲーマー志向の人気構成です。
CPUはAMD Ryzenがおすすめ
Intel 第13・14世代Coreにクラッシュ発生の不具合
CPUシェアトップを誇るIntel製CPU 第13・14世代Core(型式名「Core i○-13xxx」「Core i○-14xxx」)は2024に入ってから世界中で「ゲーム中にクラッシュする」などの不具合報告が相次ぎました。Intelは当初「マザーボードのオーバークロック設定が原因」としていましたが、後に設計に問題があったことを認めています。
なお2024年8月時点では不具合に該当するモデルと保証期間の2年延長についての発表はあるものの根本解決には至っていません。
AMD Ryzen9000シリーズが登場
AMDは2024年8月、最新Zen5世代CPUのRyzen9000シリーズをリリース。
CPU性能では当然最新のRyzen9000がおすすめですが、ゲーミング性能に限定して言えば「3D V-Cacheテクノロジー」によってキャッシュメモリ搭載量を激増した7000X3Dシリーズに分があることをAMDも公言しています。(9950Xと7950X3Dのゲーミング性能を比較した場合)
Ryzen9000シリーズにX3Dモデルがラインナップされるのはまだ先(2024年末?)なので、2024年8月時点でAMD製CPUの最適な選択肢は「最新CPUのRyzen9000シリーズ」or「ゲーミングCPUのRyzen7000X3Dシリーズ」と考えて良さそう。
なおRyzen5000シリーズにもX3Dモデルの「5800X3D」及び「5700X3D」が存在しますが、こちらはAM4ソケット対応で周辺パーツの規格が1世代古いものになるため長期での運用を考えるのであればおすすめしません。すでにAM4システムで運用中のパソコンのCPUを載せ替えるのであればコスパにも性能にも優れた良い選択肢になります。
GPUはRTX4060~のミドルスペック帯が人気&おすすめ
2024年上半期最も売れたGPUはRTX4060
PCゲームプラットフォーム最大手のSteamが発表しているユーザーのハードウェア調査によると、2024年上半期で最もシェアを伸ばした人気GPUはRTX4060。
全体の傾向としてRTX4080~4090などのハイエンドGPU需要は限定的で、多くのユーザーがRTX4060、RTX4060Ti、RTX4070といったミドルスペックGPUを選択しています。
実際、PCゲーマーの大半がフルHD(1920×1080)解像度でゲームをプレイしている現状ではRTX4060~RTX4070程度のミドルスペックGPUで充分要求を満たしており、RTX4080~RTX4090などのハイエンドGPUは一般ユーザーにとってはオーバースペックだと言えます。
充分な性能と価格のバランス、そして購入後数年の継続運用を考えるのであれば、少し性能に余力を持たせてRTX4060Ti~4070(SUPER、Ti含む)あたりが人気&おすすめのGPUになります。
メモリ&ストレージは購入時にアップグレードがおすすめ
GALLERIA RM7R-R46Tの基本構成ではメモリ16GB&ストレージ500GBとなっていますが、このままではおそらく使用していくうちに早い段階で不足を感じることになると思います。
メモリは16GBが最低ライン
2024年現在のPCゲーム各タイトルではメモリ搭載量は16GBを最低ラインとして考え、余裕があれば32GB、もしくは64GBを搭載した方が快適にプレイできます。今後新たにリリースされるPCゲームタイトルでも緩やかに要求スペックが上がっていくことを考えれば購入時から32GBにアップグレードする方が良いでしょう。メモリは購入後に自分で増設することも可能ですが、PCをいじれる知識に自信がない場合はプロに任せた方が良いかもしれません。
ストレージは1TBあれば安心
ストレージに関しては、1ドライブのみ500GBの構成だとまずOSにある程度の容量を確保されるので、実際に使用できる容量は半分の256GB程度だと考えましょう。ゲームの容量はタイトルによっても違いますが仮に1本50GBくらい。ほかにも動画や画像、書類などのファイルを日常的に格納していくと500GBはあっという間に埋まります。
ストレージが常にパンパンな状況はPCにとっても良い状況とは言い難く、できれば常に50%程度の容量は開けておきたい。と考えれば、ストレージは購入時に1TBにアップグレードするのがおすすめです。