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RTX 5070(8GB)は買うな? RTX 4070(セール品)との性能差はわずか7% – 2025年の「コスパ正解」は旧型にあり

2025年冬、予算20万円前後でゲーミングPCを選ぼうとすると、NVIDIAの「RTX 5070」搭載の新型機と、「RTX 4070」搭載の型落ちセール機という、2つの選択肢で必ず悩むことになります。

「新しい方が絶対に良い」と思いがちですが、こと2025年冬のミドルレンジPC選びにおいては、その常識は通用しないかもしれません。

記事の要点(結論)

  • 性能差はわずか7%

    衝撃的なデータとして、新型のRTX 5070は、旧型のRTX 4070に対して、ゲーム性能の向上が平均でわずか7%程度に留まっています。

  • 最大の弱点が共通:VRAM 8GB

    1440p解像度でのゲームで重要となるVRAM(ビデオメモリ)が、新型のRTX 5070、旧型のRTX 4070 ともに8GBです。これは既に一部の最新ゲームで不足し始めており、新型でもこの弱点は克服されていません。

  • 価格差は数万円

    性能差は7%ですが、価格差は300ドル(約4〜5万円)程度と、決して小さくありません。

  • 【賢い選択】 買うべきは「RTX 4070のセール品」

    わずか7%の性能向上のために数万円を余分に払い、同じ「VRAM 8GB」という弱点を抱えるのは賢明ではありません。コストパフォーマンスで選ぶなら、在庫処分セールで安価になっているRTX 4070搭載機が、2025年冬の「ミドルレンジ・キング」です。

1. 予算20万円のジレンマ:「新型」vs「型落ちセール」

予算20万円前後は、ゲーミングPCで最も競争が激しいミドルレンジ市場です。2025年冬、ここでの主役はこの2つです。

新型:GeForce RTX 5070
NVIDIAの最新「Blackwell」アーキテクチャを採用。DLSS 4という最新のAI技術に対応し、「未来」を感じさせる選択肢です。

型落ち:GeForce RTX 4070(セール品)
前世代の「Ada Lovelace」アーキテクチャを採用。性能は十分に高く、DLSS 3にも対応。現在「型落ち」として魅力的なセール価格で販売されています。

2. 衝撃のデータ:新旧の性能差は、たったの「7%」

世代交代の最大の魅力は「性能のジャンプアップ」ですが、今回のRTX 5070は非常に小幅なものとなりました。

ある詳細なゲーム比較テストによると、1440p解像度におけるRTX 5070とRTX 4070の平均フレームレートの差は、わずか7%でした。これは「インクリメンタル(漸進的)なアップグレード」に過ぎず、体感できるほどの大きな差とは言えません。

3. 最大の弱点:なぜ新型も「VRAM 8GB」なのか

ゲーミングPC選びで今、最も重要なスペックが「VRAM(ビデオメモリ)」です。

最新ゲームは高解像度のテクスチャを多用するため、1440p解像度で最高設定にすると、VRAM使用量が8GBを超えることが珍しくなくなりました。

この問題に対し、新型のRTX 5070も旧型のRTX 4070も、**どちらもVRAM 8GB**を搭載しています。つまり、高いお金を払ってRTX 5070を買っても、将来的にVRAM不足でパフォーマンスが低下するリスクは、RTX 4070と全く同じなのです。

4. コストパフォーマンス分析:7%の性能差に「4〜5万円」の価値は?

性能差は7%ですが、価格差はそれ以上に開いています。

RTX 4070搭載機が1,100ドル前後で見つかるのに対し、RTX 5070搭載機は1,300〜1,400ドルが主流です。この差額、約300ドル(日本円にして4〜5万円)をどう考えるかです。

「7%」の性能向上のために「4〜5万円」を余分に払い、VRAM 8GBという最大の弱点はそのまま引き継ぐ。これがRTX 5070を選ぶということです。

結論:2025年冬の「コスパ正解」は旧型にあり

ロジックで考えれば、答えは明白です。

2025年冬のボーナスで、予算20万円前後のミドルレンジPCを選ぶなら、狙うべきは「RTX 4070搭載のセール品」です。

RTX 5070を選ぶ価値が出てくるのは、両者の価格差が100ドル(1万5千円)程度にまで縮まった場合でしょう。しかし、現状の価格差では、あえて新型を選ぶ合理的な理由は見当たりません。

旧型を選ぶことに抵抗があるかもしれませんが、これは「妥協」ではなく、性能と価格のバランスを見極めた「賢い選択」です。ただし、RTX 4070は在庫限りのセール品です。決断は、在庫が尽きる前に行う必要があります。

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