60Hz以上なんて一般人にはわからん
配信者やプロゲーマーが
「60Hzなんて紙芝居。ヌルヌルじゃないとゲームなんてできない!」
って言いますが・・・。
正直、競技プロでもない自分がゲーミングモニターなんて使ってもなんも変わらん。
そう思ってず~っと60Hzの普通のモニターを使い続けてきました。
一応、この後レビューをさらす自分スペックはこんなかんじ。
- クソザコゲーム実況者。(執筆時点でyoutube登録者23,000人)
- 実況メインはマイクラ統合版。(プレイ時間1日平均4~5h)
- 実況配信外ではApexLegendsハマり中。(プレイ時間1日平均3~4h)(ランクはだいたいソロプラチナ)
- その他PC作業多数。(要するに1日12時間くらいPC使ってます。)
ちなみに高リフレッシュレートのゲーミングモニターを買った動機は「Apex上手くなりたい。」です。
▶ゲーミングモニターASUS VG258QR-Jのレビューはこちら
Zowie XL2411K(BenQ)
購入したゲーミングモニターはZowie XL2411K。
Zowieという聞きなれないブランド名ですが、モニター大手のBenQのゲーミングブランドだと言えば安心できそう。
スペックはこんな感じです。
- 解像度・・・1920*1080(1080p フルHD)
- サイズ・・・24インチ
- リフレッシュレート・・・144Hz
- 最小応答時間・・・1ms
- 液晶パネル・・・TN
- 接続端子・・・DisplayPort1.2、HDMI2.0×1、HDMI1.4×2、3.5mmAudioOut
- 価格・・・購入時点 約¥27,000
4Kでも2Kでもなく、HDR対応でもありません。
かなりドシンプルなフルHDゲーミングモニターです。
PCスペック
ついでにPCスペックはこんな感じ。
- CPU・・・Ryzen5 5600X
- GPU・・・RTX3070
細かい記述は省略しますが、フルHD環境でリアルタイムレイトレーシングに対応するミドルハイ程度のスペックです。
ちなみにゲームに4Kは必要ないと思ってます。
XL2411K外観
まずは外観ですが、液晶枠は広め。
最近はやりの狭小ベゼルではありません。
結構しっかりと枠があります。
背面はZOWIEロゴマークだけのシンプルなデザインで、光ったりはしません。
(最近は背面デザインに凝ったゲーミングモニターも増えてきてますが、設置したら見えないので無駄だと思ってます。)
モニターを支える足はかなりしっかりした作りで、調整機構も高さ、仰角、首振りの3パターンにしっかり対応しています。
角度調整に不便はなく、設置感もどっしりしていてグラつきは全くありません。
XL2411K 導入3日目の感想
正直なレビューを書きたいので、現時点(導入3日目)の感想です。
長期目線でのレビューや耐久性などは今後追記していくつもり。
たしかにヌルヌル
たしかに144Hzは60Hzに比べてヌルヌルです。
まぁ画面の更新頻度が倍以上なので当然ですが、人間の目をそんなに過信していなかったので一般人の自分がぱっと見でホントに実感できるのか不安だった割にはちゃんとヌルヌル動きます。
Apexがいきなり上手くなるわけは無い
たまにゲーミングモニターのレビューを見てると
「キルレ(Kill/Death rate)が上がりました!」
「エイムが上達しました!」
みたいなことを書いている人もいますが、自分の場合は全く変わりませんでした。
よくあるレビューが嘘とは言いません。効果は人それぞれ。
ただし、自分にとってはモニターを変えただけでいきなり上手くなるような効果は全くありませんでした。
Apexをプレイして最も感じたのは
「降下直後のサプライボックスや地面からアイテムを拾うとき超ヌルヌル!」ですw
画面上の手前にあるオブジェクトは、カメラを振ったときに相対的に大きく速く動きます。
なので高リフレッシュレートの描画効果の恩恵を受けやすいんですね。
敵との対峙距離にもよりますが、撃ち合い時に期待する追いエイムのしやすさはぶっちゃけ60Hzと変わりません。
TNパネルに不満無し
液晶パネルの主流はTNとIPSですが、今回はTNをチョイスしました。
理由は「安い」「キレ(応答速度)が良いからゲーム向き」という点。
「視野角が狭い」というデメリットもよく指摘されますが、これについては「どうせモニターの正面でプレイするから問題なし」です。
IPSに比べて「色再現度が低い」というデメリットについては確かにそうだと思います。
が、もともとモニターは個体差による色の違いが結構あるので画質調整で自分の好みの色に頑張って調整すればそんなに問題にはならないと思います。
XL2411Kもお世辞にも発色が良いとは言えませんが、調整して違和感ないレベルに持っていくことは可能です。
まぁ、綺麗さではIPSにしっかり負けますよ。
でも「安さ」と「応答速度」というメリットと天秤にかけて、不満が大きく勝つということはありません。
概ね満足。
立ち上がりは悪い
高リフレッシュレートのモニターを何種類も見比べたわけではないのでこのモデル特有の現象なのかどうなのかはわかりませんが、電源投入後の色の立ち上がりは遅いと感じます。
PCを起動して数分は画面の端(特に下側)の方が妙に白っぽく飛んだような色合いです。
ただし使い始めて数分後には発色も通常に戻るので、いつの間にか気にならなくなる感じ。
最初に色調整をしているときは結構焦りましたが、暖機運転が必要ということなんでしょうかね。
【追記】XL2411K 導入30日目の感想
144Hzゲーミングモニターの購入から1ヶ月以上が経過したので感想を追記します。
もはや144Hzであることすら忘れている
どういうことかと言うと、購入当初の「これが144Hzか!」という感動は数日で消え失せ、もはやなんの違和感も感動もなく使用しています。
ちなみにツインモニターのサブ画面は60Hzですが、同時に使っていても違和感なし。
まぁゲームはメインの144Hzで立ち上げるので当然ですが、人間の目の適応力ってすごいなぁと感心するほどです。
当然ゲームの腕前もそのままです
144Hzであることを忘れているくらいなので、当然Apexのキルレもそのままです。
ゲーミングモニター系のレビューによくある「モニター替えただけで上達しました!」が真っ赤な嘘であることが証明されてしまいました。(あくまで自分にとっての話)
60Hzに戻れない体になります
これは盲点でした。
アップグレードに関しては慣れて意識しなくなるだけで済みますが、ダウングレードって良いときのイメージがあるので不満が消えないんですよね。
結果、144Hzの恩恵は感じないのに60Hzには戻れないというわがままな体になってしまいます。
買ったことを後悔している?
買っても買わなくても結果は変わらなかったのでは?とは思いますが、買わなければよかったとは思っていません。
買ったからこそわかるメリットデメリットを体感できましたし、自分は144Hzモニターを使っているという自己満足があります。
買ってなければ「そんなに効果はないよ」と言っても説得力がないですし、ゲームは趣味、娯楽の世界ですから実際の効果より自己満足のほうが大事なこともあります。
百聞は一見にしかず。ですね。
感じない効果もありそう
自分で認識できる「感じる効果」が全てではなく、無意識で恩恵を受ける「感じない効果」もある気がしています。
144Hzモニターに関して言えば、それはきっと「ストレスフリーで長時間プレイ」ではないでしょうか。
なめらかな画面は無意識下でもきっと画面を見続けるストレスを軽減してくれていて、そのおかげで60Hzの頃よりも長時間プレイを続けられる。
その結果、Apexだって60Hzの頃より上手くなるかもしれない。
まぁ感じない効果ですし、比較するのも不可能なのでプラシーボ効果かもしれませんが。
XL2411Kはこんな人におすすめ
対戦系のゲームで優位に立つことが第一優先
格ゲーでもFPSでも、ゲーミングモニターを買う理由は「視覚情報で優位に立ちたい」ということだと思います。
そのためには画質を落として処理を軽くすることも当然、と思える人たち。
自分もその目的で購入したので、当初の目標はしっかり達成できていると思います。
価格を安く抑えたい
もっとスペックの高いモニターは山ほどありますが、そんなにお金はかけたくない、という方はこのくらい目的を絞り込んだコスパ重視のモニターを選ぶのがいいんじゃないでしょうか。
逆に言えば、画質も捨てがたい!という方は買うべきではないと思います。
発色が良くて視野角が広い=IPS、HDR対応が良い=HDR対応モニター、高解像度にしたい=2Kや4K対応モニターというように目的が増えれば必要な機能も異なります。
XL2411Kを買って「画質が悪い」とレビューするのは自分の無知を晒すようなもの。
「だってあなた、そういうモニターを選んだんだもの。」ということですね。
誤解が無いように言いますが、XL2411Kの画質が悪いわけでは決してありません。
期待値を上げ過ぎた方にとっては物足りないでしょうけど、ちゃんと調整してあげれば普通の画質になります。
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