プロゲーマーコラボモデルとは?
BTO系のメーカーから発売されるプロゲーマーコラボモデルのゲーミングPCとは。
簡単に言えばプロゲーマー(もしくはプロゲーミングチーム)をスポンサードするBTOメーカーが、そのプロゲーマーが活躍するタイトルを快適にプレイするためのおすすめ構成のPCにプロゲーマーの名前を乗っけて発売するゲーミングPCです。
決してプロゲーマーがすべてのパーツ構成を考えたわけでもなければ、必ずしもプロゲーマーと全く同じ構成というわけでもありません。
さらに言えば、PCスペックが全く同じだったとしてもゲームの設定次第でプレイの快適性や優位性も変わってくるので、コラボモデルを購入すればプロゲーマーのように上手くなれるというわけでは決してありません。
極論を言ってしまえば、コラボモデルの実質的な価値は購入し使用するユーザーの「自己満足」ということになります。
が、プロゲーマーやゲーム実況が憧れの職業に名を連ねる今、『憧れのプロゲーマーと同じモデルのPCがほしい』ということが少年少女たちのPCデビューのきっかけとなり、大きなモチベーションになることも確かです。
ここでは、用途に合わせて正しくゲーミングPCを選べるようにおすすめモデルを紹介していきます。
プロゲーマー『ネフライト』とは?
2021年現在、Fortniteを主戦場に競技シーンやストリーミング、動画配信で活躍するトップクラスの実力と知名度を誇るGameWith所属のプロゲーマーです。アジアトップクラスのプレイスキルもさることながら、HIKAKINとのYoutubeコラボも多数行うなど、ゲーム実況界隈で“桁違い”の人気を誇っています。
ネフライトコラボモデルのGALLERIA
GALLERIAはサードウェーブが展開するBTO(Build to Order)ショップ「ドスパラ」のゲーミングブランドで、国内製造による品質、納期、アフターサービスを高い次元でコストと両立させる国内最大手ゲーミングPCブランドです。
幅広いジャンルのプロゲーマーをスポンサードして各種コラボモデルを発売しており、その中でもネフライトコラボモデルは人気、販売数ともに常に上位に位置しています。
ネフライトコラボモデルの購入特典
ネフライトコラボモデルのGALLERIAには購入特典が付属します。
- ネフライト限定LEDカラー(出荷時LED色変更)
- オリジナルステッカー同梱
- 専用壁紙プリインストール
ネフライトコラボモデルGALLERIAのラインナップ
ネフライトコラボモデルのなかにもスペックの違いによって複数のモデルがラインナップされています。
用途や予算に応じて適切に選ぶことができるように、簡単な解説を交えて紹介していきます。
モデル名 | 価格 | |
GALLERIA UA9C-R39 | ¥549,980 | ハイスペック |
GALLERIA XA7C-R37 | ¥229,980 | ミドルスペック |
GALLERIA XA7C-R36 | ¥209,980 | ミドルスペック |
GALLERIA RM5R-G60S | ¥119,980 | 入門スペック |
GALLERIA RM5C-G50 | ¥119,980 | 入門スペック |
GALLERIA GCL2060RGF-T | ¥139,980 | ノートPC |
GALLERIA GR1650TGF-T | ¥114,979 | ノートPC |
GALLERIA UA9C-R39 ネフライト仕様モデル
core i9-10900KとRTX3090を搭載したハイスペックモデルで価格も50万円超。
ネフライト氏とパーツ構成が同じで正真正銘のネフライトモデルと言えます。
成績が全ての競技シーンにおいて、実力以前に機材で劣っているようでは話にならない。
そんな理念を形にしたような最上位スペックですが、正直、プロゲーマーでもない一般のユーザーが使用するには完全にオーバースペックです。
オンライン対戦シューティングで好成績を目指す上では画面の綺麗さよりもフレームレート(FPS)を高く保つことで画面の視認性を高めることが重要視されます。
Fortniteは同じジャンルのタイトルの中でも比較的動作が軽く、さらに意図的にグラフィック設定を落として画面内の情報量を減らすことで視認性を上げる方法が一般的。
このスペックであればリアルタイムレイトレ―シングや4Kでのプレイも充分に可能ですが、対戦においてわざわざ画質を優先してフレームレートを下げ、対戦を不利にするプロなど居るわけもありません。
Fortniteを快適にプレイするという目的であればPCスペックは入門スペック〜ミドルスペックで充分です。
PC単体に50万もかけるよりは、モニターやマウス、キーボードといったプレイに直結する周辺機器に投資したほうが絶対に上手くなれます。
▶GALLERIA UA9C-R39 ネフライト仕様モデル(ドスパラ)
【オススメ】GALLERIA XA7C-R37・R36 ネフライトコラボモデル
ミドルスペック帯に位置するモデルは「GALLERIA XA7C-R37」と「GALLERIA XA7C-R36」の2種類がランナップされています。
CPUはどちらもcore i7-11700で共通、違いはグラフィックボードになります。
R37に搭載されるのはRTX3070、R36に搭載されるのはRTX3060。
NVIDIA RTX30シリーズは2020年末~2021年にかけてリリースされた最新モデルで、リアルタイムレイトレ―シング機能を備えています。
POINT
リアルタイムレイトレーシングとは精密な光の計算をリアルタイムで行う技術。
グラフィック面での大幅なクオリティアップを可能とし、2020年以降のゲームにおいて注目の機能。
Fortniteでもリアルタイムレイトレーシング機能を使用すことは可能ですが・・・フレームレートのことを考えれば不要な機能ですね。
とはいえレイトレ以外の性能を考えてもRTX3070/RTX3060はフルHD環境において充分な性能を有しており、Fortniteにおいてもそれ以外のタイトルにおいても高画質高フレームレートを実現してくれるおすすめのグラボです。
予算に余裕があるのであればRTX3070搭載のXA7R-R37がよりおすすめ。
RTX3060はRTX30シリーズの中では末弟に位置し、一部の重量級タイトルではパワー不足を感じることもあります。
その点、RTX3070であれば+αの余裕があるので今後リリースされるであろう新規タイトルにも長く対応してくれます。
▶GALLERIA XA7C-R37 ネフライトコラボモデル(ドスパラ)
▶GALLERIA XA7C-R36 ネフライトコラボモデル(ドスパラ)
【要注意】GALLERIA RM5R-G60S・GALLERIA RM5C-G50 ネフライトコラボモデル
入門スペックに位置する2機種は価格は同じですが、スペック面では大きな違いがあるので要注意です。
RM5R-G60SはCPUにRyzen5 3500X、GPUにGTX1660SUPERを搭載。
RM5C-G50はCPUにcore i5-11400、GPUにGTX1650を搭載。
両者を比較すると、GPU性能において明確にRM5R-G60Sに軍配が上がります。
で、その性能差がありながらなぜ価格が同じなのかというとRM5R-G60SはCPUにRyzenを搭載しているから。
AMD Ryzenはここ1~2年でIntelの牙城を崩し、高性能高コスパでCPUシェアNo.1となりました。
当然Intel coreと比較して性能で劣ることはなく、コスパに優れている分上位モデルのグラフィックボードを搭載できるという点でメリットしかありません。
どちらも同価格、10万円+αの入門スペック帯ですが、この2つから選ぶのであればRM5R-G60S一択です。
▶GALLERIA RM5R-G60S ネフライトコラボモデル(ドスパラ)
▶GALLERIA RM5C-G50 ネフライトコラボモデル(ドスパラ)