ここではドスパラ及びGALLERIAの評価、評判について解説します。
GALLERIAとは
GALLERIA(ガレリア)は、BTOショップの国内最大手であるドスパラが展開するゲーミングPCブランドです。
GALLERIAはスペックやパフォーマンスもさることながら、他社に比べてコスパに優れたリーズナブルな価格帯のラインナップにも一定の支持があり、日本でトップクラスに売れているゲーミングPCです。
ドスパラについて
ドスパラの評判
ドスパラが自社ブランドとして展開するPCシリーズは性能だけでなく価格の手頃さも評価されており、多くのユーザーから支持されています。
また、ドスパラは国内最大手としてサポートやサービスも充実しており、国内に生産拠点を持つ強みとして購入時の発送や故障、トラブルがあった際の迅速な対応も評価されているポイントです。
PCの販売以外では全国高校対抗eスポーツ大会『STAGE:0』のゴールドスポンサーとして名を連ね、協賛モデルのPCを提供するなど業界の発展に寄与する活動を行っています。
ドスパラの悪い評判
ドスパラに対してネットなど一部で悪い評判を見かけることがあります。
これらの悪い評判のなかには過去の炎上騒動や東京都からの措置命令など実際に起こった事例を理由に挙げられている場合がありますが、企業として過去の過ちは改善されているものと考えるのが自然でしょう。
例)2021年 景表法違反で東京都から措置命令
2018年 ユーザー対応炎上で謝罪
また具体例に欠けるイメージだけの悪評も一定数見受けられるので判断には注意が必要です。
GALERRIAについて
GALLERIAの特徴
GALLERIAはドスパラが提供するゲーミングPCブランドであり、高いパフォーマンスと優れた品質を比較的リーズナブルな価格で提供していることが大きな特徴です。
GALLERIAの性能はエントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広く取り揃えられ、ゲームやCG制作などにも十分に対応し、目的に合わせて快適に使用することができます。
また、GALLERIAにはオリジナルデザインのPCケースが採用されており、ドスパラでしか手に入らないケースデザインも特徴のひとつです。
GALLERIAは価格帯もスペック毎に幅広く設定され、多様なパーツ選定や自社ブランドパーツを取り入れた構成で比較的リーズナブルな価格を実現しています。
特にゲームや動画編集など、限られた予算で高性能を求める利用者におすすめです。
また近年では有名配信者とのコラボモデルラインナップを拡充しており、ゲーム配信、ゲーム実況を見てPCゲームを始めたいと思うエントリー層にとっても魅力的なゲーミングPCブランドになっています。
GALLERIAの評価
GALLERIA利用者の評価やレビューを見る限り、多くの利用者が高い評価をしており、性能や品質への満足度が高いことが分かります。
また、サポートやアフターサービスにも定評があり、トラブルがあっても迅速かつ丁寧に対応してもらえるという声が寄せられています。
ただし、中には一部の利用者から「故障が多い」「カスタマイズの自由度に限界がある」「サポート対応が不親切」という不満の声もあります。
これらは限られた利用者の意見ですが、購入の際には注意が必要です。
GALLERIAが安い理由
他のショップよりもコスパで優れる印象のドスパラ及びGALLERIAですが、GALLERIAはなぜ安いのでしょうか。
理由として挙げるとすれば、PCのパーツ構成と専売モデルの2点が大きいと思われます。
パーツ構成
電源やマザーボードなど、一見すると性能の違いが分かりにくいパーツの選定は各ショップの特徴が出やすい箇所です。
例えば電源容量を例にすると、他社は「必要容量よりも大きな電源」を搭載することで動作時の安定性や購入後のカスタマイズの余白を残している場合が多く、対してGALLERIAは「必要容量の電源」を素直に搭載しているケースが多く見受けられ、前者に対してはその分コストが下がります。
このようなパーツ構成の違いに良いor悪いということはありませんが、前者は価格が高い反面「購入後に自分でもPCのカスタムや自作を行いたいユーザー」に向けて高性能をアピールでき、後者(GALLERIA)はカスタマイズ性が劣る反面「PCカスタムを自分では行わないユーザー」向けにコスパをアピールできるといった違いがあります。
ドスパラ専売モデル
GALLERIAは構成パーツの一部にドスパラ専売モデルのパーツを使用していることがあります。
有名な例はグラフィックボードの「Palit」製品で、ドスパラが正規代理店を務めているため他のショップでは購入することが出来ません。
このような専売モデルはGALLERIAのグラボやマザーボードに採用されることが多く、売価が低く設定された製品が多いため全体コストを低く抑える効果があります。
高性能がウリの高額パーツに比べると性能面やカスタマイズ性ではわずかに劣る場合もありますが一般的なユーザーが体感できるほどの違いはほぼ無く、充分な検証と保証を伴って搭載されているため性能面、品質面でも何ら不足するものではありません。
他にも「販売数が多い=大量仕入れでコストを抑えやすい」など大手としてのアドバンテージも当然ながらあるでしょう。
これらがGALLERIAが安い理由の一端であると言えます。
ドスパラ/GALLERIAについての総評
ドスパラ及びGALLERIAの販売面の特徴として、同業他社に比べて広告の露出が多いという傾向があります。またパーツ構成や専売モデルの活用によってコスパに優れているという面についても前述しました。
これらの販売戦略から、ドスパラ及びGALLERIAはゲーミングPCユーザーの中でも比較的PCにまだ詳しくないエントリー層の取り込みに重点を置いていると考えることが出来ます。
評価はユーザーの傾向、趣向によって大きく左右されます。
ユーザーによって求める価値は違う
エントリー層にとっては「コスパに優れた良いゲーミングPC」であっても、妥協を許せない上級者(を気取った人)から見れば「コストを削った安いゲーミングPC」に見えることもあり、「安かろう=悪かろう」といった旨の一部の間違った評判につながっている可能性があります。
ユーザーによってトラブル対処能力は違う
PCの扱いに慣れた上級者であればトラブルには感じないような事例でも、扱いに慣れていない初心者だからこそ対処できずにトラブルとして表面化してしまうことがあります。また、初心者だからこそひとつのトラブルが強く印象に残ってしまうこともあるでしょう。このことが「故障が多い」「サービスが悪い」といった一部の間違った悪評につながっていると推測することも出来ます。
有名だからこそのノイジーマイノリティ
販売数が多い=割合は低くても相対的にトラブルが多くなってしまう、また大手だからこそメディア露出が多い=アンチが湧きやすいというネットの特性による悪評も一定数含まれているものと思われます。
行動経済学的に見ても人は「良い印象よりも悪い印象が心に強く残ってしまう」性質があるため失敗談やトラブルを書き込みます。そして「損をしたくない」性質が強いため書き込みを信じ拡散してしまう傾向があります。
実績が何よりも雄弁
このような理由から一定数の悪い口コミを目にすることもありますが、ドスパラ及びGALLERIAはこれまでの販売実績が物語っているように多くのユーザーに支持されて成長してきました。
特にPCの扱いに不慣れなエントリー層や、少しでもリーズナブルに購入したいユーザーにとっては第一の選択肢としておすすめできるゲーミングPCブランドだと言えます。
逆に言えば、細部に至るまで妥協なく高性能を追求したいユーザーや、購入後に自分でガンガンカスタマイズしたい自作ユーザーにとっては不向きなブランドであるとも言えるので、自分のニーズに合わせて正しく判断し購入を検討する必要があります。