コアでマニアックで緊張感ハンパない系FPSとして話題のEscapeFromTarkovを、コスパに優れたRTX3060&Ryzen5 3500の構成でフレームレート計測してみました。
Tarkovは比較的重めのタイトルなのでどの程度のPCスペックが必要か気になっている人も多いだろうということで、PC構成の参考にしてみてください。
Tarkov テスト環境
FPS計測は以下の環境で行います。
- CPU:Ryzen5 3500
- GPU:RTX3060
- メモリ:16GB
- ストレージ:SSD(M.2 NVMe)
CPU/GPUともにコストを抑えたミドルスペック構成。
一般的なタイトルで不足を感じることはまず無いが、処理重めのタルコフではどの程度の数値を叩き出すか興味津々。
Tarkov FPS計測内容
- グラフィック設定はほぼ“最高”
- 解像度はフルHD1080p(1920×1080)
- ステージは「SHORELINE」「FACTORY」「INTERCHANGE」「CUSTOMS」の4種
- SCAVモードで芋らずアグレッシブに動く
- 「CapFrameX」を使用して計測グラフを出力
RTX3070/Ryzen5 5600Xで計測したときと同等の条件で計測。
参考▶【EscapeFromTarkov】RTX3070&Ryzen5 5600X FPS計測
Tarkov FPS計測結果
SHORELINE
点在する集落、建築物と広い外周で構成される比較的見晴らしの良いステージ。
FPS計測結果は平均71.7fps
50~90fpsのレンジに収まり、平均は70強。
フレームレートとしては伸び悩んだ印象だがプレイ上のカクツキやもっさり感は特に感じない。
大部分で60fpsは超えているので動作はスムーズ。
FACTORY
全体的に狭い屋内ステージ。
FPS計測結果は平均76.4fps
60~90後半のレンジで推移し、平均では80を少し下回った。
ステージ自体が狭く描画オブジェクトが少ないためフレームレートはもっと伸びると思っていただけに少し残念だが、常時60fpsは超えているのでストレスを感じることは無い。
INTERCHANGE
広いショッピングモールを主体としたステージ。
FPS計測結果は平均65.1fps
40~90fpsと振れ幅が広く、平均は約65fps。
60fpsを下回っている時間もそれなりに長く、見てわかるフレームレートの落ち込みもところどころある。
このレベルだとさすがに接敵の反応が遅れる可能性があるため、グラフィック設定を少し落としてでもスムーズさを優先したいところ。
CUSTOMS
倉庫や列車などの雑多な人工物が数多く配置された広めのステージ。
FPS計測結果は平均59.8fps
40~80fpsのレンジで推移して平均は60に届かなかった。
激戦マップで接敵も多いためこのフレームレートでは心許ない。
設定を落として少しでも不安は取り除いておきたいところ。
Tarkov FPS計測とPCスペック
Ryzen5 3500&RTX3060は、コスパ重視のミドルスペックとは言えフルHD環境で性能不足を感じることは基本的にありません。
それだけに今回の計測結果はTarkovの重さを痛感する結果となりました。
スタンドアローンで済むゲームなら多少重くても問題はありませんが、対人戦が基本となるTarkovではさすがにちょっと物足りない印象。
最低60fps以上は常にキープできるようにグラフィック設定を落とすことが前提となりそうです。
高リフレッシュレートのゲーミングモニターは活かせず、一般的な60Hzモニターで充分という結果ですね。
グラフィックを犠牲にせずに快適プレイを実現するにはグラボのグレードアップが最も効果的だと思いますが、これはあくまで動作が重いTarkovに関しての話。
RTX3060の性能が低いというわけではないのでTarkov基準で予算を積むか、コスパ重視で割り切ってTarkovの設定を落とすかは予算と相談が必要でしょうね。
使用したPC▶Lightning AV5詳細ページ(ドスパラ)