タルコフを手持ちのPCでfps計測してメモ書きを残しています。
詳細は環境によって違うので参考程度に。
フレームレート計測値
フレームレート計測値の一覧です。
SHORELINE | FACTORY | LIGHT HOUSE | STREETof TARKOV | |
---|---|---|---|---|
Ryzen5 3500 RTX2060SUPER | 69.7 | 86.2 | 50.8 | 50 |
Ryzen5 5600X RTX3070 | 93.7 | 141.3 | 74.4 | 60.9 |
Ryzen7 5800X3D RTX3070 | 119.6 | 154.5 | 106.5 | 93.2 |
Ryzen7 5800X3D RTX4070 | 151.7 | 299.4 | 104.7 | 96.8 |
計測時のPC構成、設定などの詳細は以下。
Ryzen5 3500 & RTX2060SUPER
PC構成
CPU | AMD Ryzen5 3500 (6コア6スレッド/3.6~4.1GHz) |
GPU | Nvidia GeForce RTX2060SUPER |
メモリ | 16GB |
検証したバージョン
Escape from Tarkov | 0.13.0.1.21531 |
GPUドライバー | 528.24 |
検証時の画質設定
Ryzen5 3500*RTX2060SUPERの計測時の画質設定は以下。
DLSS(quality)ONもこの設定をベースにしています。
SHORELINE
フレームレートはアベレージ【69.7】
さらにDLSS(quality)をONにすることで+10前後のアドバンテージがあります。
FACTORY
フレームレートはアベレージ【86.2】
マップのサイズが小さいためか、ファクトリーはかなりスムーズにプレイできます。
CUSTOMS
フレームレートのアベレージは【68】
ショアラインと同じ程度のフレームレートに落ち着いています。
LIGHTHOUSE
フレームレートのアベレージは【50.8】
かなりガクガクに処理落ちしている印象で、設定をもう少し下げないとちょっと辛いかも。
STREET OF TARKOV
同じく画質設定は自動最適化設定のまま。
今シーズンから追加された新マップ”ストリートオブタルコフ”は、広さやオブジェクトの多さからさすがに重く、フレームレートは50程度でかなりしんどい印象。
今後のマップ自体の最適化に期待しましょう。
Ryzen5 3500 & RTX2060SUPER 寸評
Ryzen5 3500は3000シリーズでもコスパ重視の廉価モデルCPUで、最新7000シリーズから見れば2世代前のモデル。
RTX2060SUPERも4000シリーズがリリースされた今となっては2世代前のミドルロークラスのGPUです。
タルコフをプレイするにはちょっと非力な感じはありますが、画質設定をもう少し下げれば常に60fpsキープくらいの快適環境は作れそうな感じです。
Ryzen5 5600X & RTX3070
PC構成
CPU | AMD Ryzen5 5600X (6コア12スレッド/3.7~4.6GHz) |
GPU | Nvidia GeForce RTX3070 |
メモリ | 32GB |
検証したバージョン
Escape from Tarkov | 0.13.0.1.21531 |
GPUドライバー | 528.24 |
検証時の画質設定
画質設定は以下。
SHORELINE
フレームレートはアベレージ【93.7】
一時的に落ち込んでも60はキープできている感じで、スムーズにプレイできます。
FACTORY
フレームレートはアベレージ【141.3】
何のストレスもなく超快適にプレイできるレベルです。
LIGHTHOUSE
Lighthouseでのフレームレートはアベレージ【74.4】
場所によっては60を切る場合もあるのでもう少し設定下げ目でも良いかも。
STREET OF TARKOV
フレームレートはアベレージ【60.9】
場面によっては50を切ることもあってちょっと不安が残ります。
ただし、そもそもこのマップが重すぎるのが原因なのであまり気にしなくてもいいかも知れません。
Ryzen5 5600X & RTX3070 寸評
すでに販売から2年ほど経過している構成です。
Ryzenは7000シリーズ、RTXは4000シリーズがすでに発売されたので、どちらも1世代前のミドルクラスという位置づけになります。
タルコフをプレイする上では、新マップのSoTを除けば全くストレスなく70~90fps程度を維持することができ、設定を下げればもっとフレームレートを底上げすることも可能です。
さらに言えば、タルコフで常時100fpsOVERを狙おうとすれば結構な値段のハイエンドクラスのCPU,GPUが必要になるので、一般人がカジュアルプレイする目的であればこのくらいのスペックで充分なんじゃないかと思っています。
CPU,GPU共に最新から1世代前モデルとはいえ、いまだに他のゲーム含めてパワー不足は感じません。
2023年現在では価格面もかなり下がってきているので、最新にこだわらなければかなりお買い得なスペック帯です。
Ryzen7 5800X3D & RTX3070
前述のRyzen5 5600XとRTX3070を搭載したPCをもとに、CPUのみRyzen7 5800X3Dに換装して効果を計測しました。
“TarkovはCPU性能が重要”とよく聞きますが、テスト結果は以下のようになりました。
PC構成
CPU | AMD Ryzen7 5800X3D (8コア16スレッド/3.4~4.5GHz) |
GPU | Nvidia GeForce RTX3070 |
メモリ | 32GB |
検証したバージョン
Escape from Tarkov | 0.13.0.3.22032 |
GPUドライバー | 531.18 |
※画質設定は「5600X & RTX3070」と同じ。
SHORELINE
フレームレートはアベレージ【119.6】
同じRTX3070でもCPU交換でフレームレートは約24%アップしました。
FACTORY
フレームレートはアベレージ【154.5】
5600Xに比べて伸びてはいますが、もともと負荷の少ないマップなので効果は限定的なのかもしれません。
LIGHTHOUSE
フレームレートはアベレージ【106.5】
GPUは同じでも5600Xに比べて約43%伸びています。
STREET OF TARKOV
フレームレートはアベレージ【93.2】
5600Xでは60fpsをなんとか超える程度でしたが、5800X3Dでは瞬間的な落ち込み時でも60fpsを下回らず、平均では約50%もフレームレートが伸びています。
Ryzen7 5800X3D & RTX3070 寸評
“タルコフは一般的なゲームよりもCPUとメモリの負荷が高い”という話は以前から言われていましたが、新マップのStreet of Tarkovが実装されたことでより強くCPUパワーが意識されることになった気がします。
Ryzen7 5800X3Dは5000シリーズまでで唯一の『AMD 3D V-Cache』搭載モデルで、L3キャッシュを96MBも搭載しています。
キャッシュメモリは簡単に言えばメインメモリよりも速いメモリで、この大量のキャッシュメモリがゲーム性能においては格上のフラッグシップモデルを喰うほどの性能を叩き出すこともあり、タルコフにおいてまさに最強のゲーミングCPUであることを証明してしまった感があります。
なお、2023年3月に最新Ryzen7000シリーズにX3Dモデルが追加されました。
すでにAM4環境を運用している場合はRyzen7 5800X3D、AM5環境を新調する場合はNewX3Dシリーズをタルコフ用途で狙ってみるのも良いかも知れません。
Ryzen7 5800X3D & RTX4070
最新ミドルハイスペックGPUであるRTX4070で計測。
メモリも64GBに増やしています。
PC構成
CPU | AMD Ryzen7 5800X3D (8コア16スレッド/3.4~4.5GHz) |
GPU | Nvidia GeForce RTX4070 |
メモリ | 64GB |
SHORELINE
フレームレートアベレージ【151.7】
FACTORY
フレームレートアベレージ【299.4】
RESERVE
フレームレートアベレージ【128.9】
LIGHTHOUSE
フレームレートアベレージ【104.7】
WOODS
フレームレートアベレージ【154.9】
STREET OF TARKOV
フレームレートアベレージ【96.8】
RTX4070&Ryzen7 5800X3D寸評
RTX3070に比べてフレームレートは多少伸びましたが、メモリを64GBに増設した効果も加味すると伸び幅は思ったより少なかったと言ってもいいかもしれません。
やはりタルコフはCPUとキャッシュメモリの性能による影響の方が大きいようで、ステージにもよりますがRTX3070→RTX4070の変化量よりもRyzen5 5600X→Ryzen7 5800X3Dの変化量の方が大きいという結果になりました。