まだ聞きなれない新参PCメーカー『MDL.make』についてまとめてみました。
MDL.makeとは?
2023年から新規参入したゲーミングPC専門メーカーです。
なお2024年5月現在はネットショップ専門のBTOメーカーですが、2024年秋頃に福岡に実店舗をオープンする予定だそうです。
皆様おはようございます☀
— 【公式】MDL.make (@mdl_make) May 19, 2024
MDL.makeの国内第1店舗目を
福岡県にOPENする計画で進めております🙂↕️
ネットショップ専門のBTOメーカーから脱し、店舗販売もしていきます。
「実際に店舗で見てみたい」
そのような声を大事にしたいなと考えました🙂↕️…
【追記】どうやら実店舗1号店は鹿児島に変更になったようです。
今回のPCケースを使用したデスクレイアウトがこちら!
— 【公式】MDL.make (@mdl_make) November 17, 2024
木目調の壁や床、観葉植物などとの相性は抜群ですね🌱
来月オープン予定のMDL.make鹿児島店(1号店)にて展示を行います👀 https://t.co/ttSO1oN1SA pic.twitter.com/WUZo6vklJh
ポストを追う限り、11月上旬予定→12月予定…と時期は延び延びになっているようですが…。
Xでは運営情報だけではなく盛んにプレゼントキャンペーンを行っているようですので、興味がある方はフォローしてみても良いかも。
▶公式オンラインショップはこちら→MDL.make
▶TikTokやXでもサービスや商品に関する発信をされています。
@mdl.make
運営はMetaDataLab Inc.
MDL.makeを運営するのは大阪に本社を置く『MetaDataLab Inc.(メタデータラボ株式会社)』です。
MDL.makeとしてゲーミングPCの販売を開始したのは2023年ですが、会社自体は2018年に設立され、データセンターの設計から運営、コンサルまでの包括的なサービスやハイエンドGPUのレンタル事業を行う国内企業です。
MDL.makeの特徴
TikTokアカウントの説明に『-コスパ日本1のゲーミングPCを-』と書かれている通り、パーツ選定の工夫によりコスパの高いミドルスペックゲーミングPCを多数ラインナップしています。
販売する各モデルに「コスパ重視モデル」や「性能重視モデル」といったコンセプトが明示されている点はゲーミングPC初心者にもわかりやすい施策だと言えます。
コスパ重視モデルの特徴
コストを下げるパーツ選定の工夫として、CPUやGPUは最新よりも1~2世代前のモデルを採用しています。具体的にはIntel Coreであれば第12世代の「Core i5-12400F」、AMD Ryzenであれば5000シリーズのRyzen5 5500、NVIDIA GeForceであれば「RTX3060」など。
なおIntel、AMD共に直近の最新モデルに関して言えば、ハイエンドのフラッグシップモデルは当然過去最高性能の刷新を狙ったモデルになりますが、ミドルスペック帯の中間グレードモデルは前モデルからの性能のアップ幅よりも電力効率のアップ幅が目立つものが多くなっています。
そのため性能だけに着目するならば1~2世代前のモデルでも世代差によるパワー不足を感じることはほとんどなく、ゲーミング性能においては現役バリバリで活躍する充分な性能を有し、且つ最新世代よりも割安で購入できるというメリットも持ち合わせています。
MDL.makeのコスパ重視モデルもおそらくこのような意図をもってパーツ選定されており、必要充分な性能を確保しながらゲーミングPC本体の価格を安く抑えることが出来ているものと思われます。
性能重視モデルの特徴
性能重視モデルに関してはコスパ重視モデルの逆で、より世代の新しいパーツ、よりグレードの高いパーツに置き換えて構成されています。
その結果としては当然他のBTOメーカーとパーツ選定が似通ってくるため、MDL.makeならではといった特徴は薄れたものになります。
コスパ重視モデルと性能重視モデルを購入のために比較検討するのであれば、コスパ重視モデルの方がMDL.makeで購入する意味が大きく、性能重視モデルは他社とそんなに変わらない、と考えることも出来ます。
PCケースの特徴
MDL.makeでは公式サイトを見る限り、市販のPCケース(主にThermalTake製)を採用しています。
ThermalTakeはPCケース界隈で人気の高いトップメーカーのひとつで、MDL.makeで採用しているケースも使い勝手がよく定番ラインナップに入るものなので品質的な心配はありません。グレードアップすれば透明パネルを1面採用したケースや、2面採用した最新のピラーレスモデルも選ぶことが出来ます。
大手BTOメーカーの中にはブランドイメージ優先で専用デザインのPCケースを採用するところもありますが、ユーザーから見れば市販ケースの方が見た目の選択肢が広く、最新のトレンドを取り入れるスピード感にも優れているためメリットも大きいと言えるでしょう。
MDL.makeの注意点
全てのショップに当てはまることではありますが、MDL.makeでもゲーミングPCを購入する際に注意が必要な点として以下を挙げておきます。
用途に合わせたアップグレードが必要
MDL.makeのオンラインショップ上では最低限度のパーツ構成で価格を掲載しているため、実際に購入して使い始めてみたらいろいろと不足しているかも…ということもあるでしょう。
具体的に言えば、MDL.makeのラインナップは全てのモデルが「メモリ16GB」「SSD500GB」の構成で初期価格設定されています。
ですが、プレイしたいゲームタイトルによっても違いますが2024年現在のゲームシーンに於いてはメモリ16GBはあくまで最低ラインであり、32GB以上を推奨環境とするゲームタイトルも増えて来ています。またストレージ500GBはOSのインストールも含むため実際に使える容量としてはもっと少なくなります。クラウドをフル活用する前提のノートPCなら500GBでも充分ですが、ゲーミングPCとしての用途を考えれば1~2TBは欲しいところです。
パーツをアップグレードすることでPC本体価格は若干高くなるので、その条件でも他社より安いのか、予算には収まるのかといった検討をしましょう。ちなみに購入後に不足パーツを自分で購入、取り付けするよりも予めアップグレードして購入した方がトータルで安く済む場合がほとんどです。
画像はイメージ
オンラインショップに掲載されているPCの本体の画像について、「画像はイメージです」とサイトにも書かれている通り、構成パーツと画像の不一致が結構見受けられます。
例えば、画像では水冷のCPUクーラーが取り付けられているのに標準構成では空冷クーラーが選択されていたり、画像ではAMD純正CPUクーラーが取り付けられているのにIntel Core搭載モデルだっ